国内ロングステイ体験記NO4
2003北海道・東北春の花紀行

平成15(2003)年4月22日〜6月8日[48日間]


北の花園は一斉に満開

春を求めて北海道・東北を車で旅しました。例によって車の中での寝泊り、早い話がホームレスです。 48日間、なんと10000Kmの大ドライブでした。
北の大地は雪が溶けたら木々や草花が一斉に芽吹き実にダイナミックな春を演出します。オホーツク海沿岸の町や村では大規模な花園が私たちを迎えてくれました。


留辺蕊(ルベシベ)町温根湯(オンネユ)のエゾムラサキツツジ
(5月8日撮影)。7万株の群落で天然記念物です。



旭川から層雲峡を通って留辺蕊までの石北峠(セキホクトウゲ)では北海道らしい巨大なミズバショウやフキノトウ、エゾシカまでが私たちを出迎えてくれました。




東藻琴(ヒガシモコト)村のシバザクラ(5月18日撮影)。
8haの丘の斜面が夕日に輝いていました。
村章などを花文字で表現したあたりは少し人為的過ぎの感もありましたが・・




上湧別(カミユウベツ)町のチューリップ畑(5月19日撮影)。
120品種、120万本、地元では富山県礪波市のチューリップ畑より広いのが自慢だそうです。


見たいでしょう?本物

滝上(タキノウエ)町のシバザクラ(5月20日撮影)。
観光ポスターのキャッチコピーは
【見たいでしょう?本物】まさにぴったりです。




ここではタンポポも巨大(5月14日洞爺湖温泉で撮影)。





5月23日から3日間は札幌ライラック祭りでした。
大通り公園には沢山の人が出て北国の春を謳歌していました。
初日は最低気温3度でまさにリラ冷え。
派手さはありませんが優雅に咲くライラックはとても香りがよく心を静めてくれました(5月23日撮影)。





青森県下北半島の中ほどにある横浜町は菜の花が満開でした。
休耕田40haに植えつけた菜の花は大人の背丈ぐらい、花の迷路が作られ観光客が楽しんでいました。
実ったら菜種油を絞るそうです(5月26日撮影)。



フェリーを20%引きで利用しよう!

北海道へは東日本フェリーで青森から函館へ渡るのが一般的ですが(所要3時間40分)、他にも同社の大間−函館(1時間40分)、青森−室蘭(6時間30分)、八戸−室蘭(8時間)、八戸−苫小牧(8時間30分)、直江津−室蘭(17時間)の各航路があり、太平洋フェリーの名古屋−苫小牧(38時間20分)、仙台−苫小牧(14時間20分)などもあります。
どの航路も車を渡せばかなり高価ですが車両も同乗者も共に約20%割引で買える方法があります。




JTB日本交通公社が販売している【エースJTB・オートクーポン】という商品です。
本州側からでも北海道側からでも購入できます。乗船前日までにJTBの各支店の窓口で買えます。利用しない手はないでしょう。
ただし新日本海フェリーの舞鶴−小樽(31時間)、敦賀−苫小牧(21時間)、新潟−小樽(19時間)などの航路はこの割引対象にはなっていませんのでご注意下さい(平成15年6月現在)。

夏休み中はかなり前から予約しておかないと乗れない可能性がありますがどの航路も7000トン以上の大型の船が就航していますのでその期間以外は割合空いているようです。




北国は温泉天国

北海道、東北には沢山の温泉があります。竹下内閣時代のふるさと創生資金の一億円でかなりの自治体が温泉ボーリングを試み成功しました。
北海道の海岸近くにある温泉は一般的に塩分がきつくコーヒー色の湯が多いようです。稚内近くの天塩川(テシオガワ)温泉ではアンモニア臭のする珍しい温泉に入りました。








有名な青森県八甲田山の酸ヶ湯(スカユ)温泉千人風呂は男女混浴です。
各浴槽の右半分は女性用です。地元の人も旅行者もおおらかに入浴していました。
去年までは500円でしたが今年から600円に値上げされていました。青森県内では200円から300円で入れる温泉がいくつもあるというのに





岩手県の金ヶ崎温泉には男女別に湯舟が3つづつあります。
一番小さな1人用の浴槽は牛乳風呂です。湯舟の傍に牛乳を入れた大きな寸胴鍋がおいてあり自分で好きなだけ牛乳を入れて牛乳風呂が楽しめます。


車での旅行の必需品

最近は地図だけでは少々心もとなくなりましたのでカーナビがあればとても便利です。
携帯電話やノートパソコン、デジカメのバッテリーの充電用に80W程度のインバーターも必需品です。これはシガーライターに突っ込んでバッテリーの直流を家庭で使う交流の100Vに変換するものでホームセンターで2000〜5000円ぐらいで売られています。





大抵のことは携帯電話のメールで済みますが自宅に届いたメールのチェックや画像を送ったりするためにノートパソコンを持って行きました。
電話回線でニフティのアクセスポイントからインターネットやメールの送受信をしましたが今回デジカメの処理ソフトが変調をきたしたため画像を送ることが出来ず残念でした。
その他ラジオやランタン、魔法瓶もとても重宝するグッズです。



北海道で面白いものを見た!

メロンで有名な夕張市の古い炭鉱住宅街の中心部がレトロな映画の看板であふれていました。
ゆうばりキネマ街道と名づけて邦画、洋画合わせて80枚もの名画の手書き看板が並んでおり一瞬タイムスリップしたかなと錯覚しました。
製作したのは札幌に住む老看板職人だそうです。





美唄市から砂川市までの国道12号線にはなんと29,2Kmという直線道路があります。日本一の長さです。
このあたりは本州並みに渋滞もありますがちょっと郊外に出ると時速60Kmで1時間走れば60Km進むというのも実に計算しやすい道路です。
稚内に近いサロベツ原野の海側を走る「道道」はオロロン街道と呼ばれていますがそこに30基もの巨大風車が林立しています。
日本海からの強い風が無公害の電気を発電しています。
10基程度のところは各地にありますがこれだけまとまっているのはここだけです。1基2億円だそうです。




北海道だけにある【ばんえい競馬】。
開拓時代からの筋骨たくましい体重1トン以上の農耕馬(ばん馬)が500〜600Kgもの鉄製のソリを引き200Mの砂の直線コースを走ります。途中には高さ1Mと1,5Mの砂を盛り上げた障害が2ヶ所あり見ているだけで力が入ります(旭川競馬場)。
二宮金次郎の銅像(札幌市郊外長沼町マオイの丘公園)。
戦時中はどこの国民学校(小学校のこと)にもありましたが今では
ほとんど見かけなくなりました。
当時のものか最近作られたものか不明です。




災害のあと

平成8(1996)年2月北海道積丹(シャコタン)半島古平(フルビラ)町で豊浜トンネル崩落事故があり20人もの人たちが亡くなりました。
新しいトンネルの入り口付近には橋本竜太郎(当時総理大臣)の筆になる慰霊碑が立ち旧トンネルは閉鎖されています。



天災のあと

洞爺湖温泉街のすぐ裏側、有珠山西麓で大規模な噴火と水蒸気爆発が起きたのは平成12(2000)年3月でした。
温泉街は火山灰と泥流でほとんど廃墟と化しましたが町民の努力と全国からの応援ですっかり立ち直っていました。
今なお白い煙は出ていますが西山火口は歩いて見学できます。



人災のあと


平成9(1997)年秋、1兆円にも上る不動産投資が焦げ付き北海道拓殖銀行が破綻しました。
バブルの象徴だった巨大ホテルは一時荒れるに任せて洞爺湖畔の山の上に不気味な姿をさらしていましたが平成14(2002)年【ザ・ウィンザーホテル洞爺】として生まれ変わり平成20(2008)年7月7日から3日間G8主要国首脳会議=サミットが開催されました。
参加国は日本(福田康夫首相)
カナダ(ハーバー首相)、フランス(サルコジ大統領、ドイツ(メルケル首相)、イタリア(ベルルスコーニ首相)、ロシア(メドヴェージェフ大統領)、イギリス(ブラウン首相)、アメリカ(ブッシュ大統領)それにEUからバローズ委員長でした。
後半には中国やインドも参加して地球温暖化に関する話し合いが行われましたが明確な結論を得ることはできませんでした。



東北は蕎麦好き天国

蕎麦といえば盛岡のわんこそばが有名ですが山形県中央部、尾花沢市近くの大石田町には小さな町に14軒もの蕎麦屋さんがあり味を競っています。
JR大石田駅の案内所には立派な蕎麦マップが用意してあります。駅の近くだけでなく15Kmも離れた山の中にポツンポツンと蕎麦屋が点在するのです。
いったい誰が食べるのかと思いましたが地元の人や観光客で店の中は押すな押すなの大盛況でした。農家の建物そのままを使ってご主人と奥さんが9割蕎麦を打ち、打ちたて、茹でたてをお腹いっぱい食べさせてくれます。
店によりシステムは違いますが私たちが食べたのは食べ放題1000円ですこぶる付きの味で大満足しました。


2003北海道・東北春の花紀行終り


   

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